今井絵理子の任命された「政務官」って何するの?

今回は元SPEEDで現参院議員の今井絵理子氏が、内閣府政務官になった件で、世間に議論を呼んでいることを考えてみます。

ちなみにカメ吉はSPEED直撃世代です。
私のいた中学では上原多香子派と今井絵理子派が激しい抗争を繰り広げており、私は上原派の皮をかぶって身を守ることで精いっぱいでした(本当は島袋派)。

しかし今や、『今井絵理子(麻生派)』ですからね。
派閥名の戦闘力が国内有数のレベルになっている点に時の流れを感じます。

政務官ってどういうポジションなの?

さて本題に入りましょう。
日本の場合、各省庁トップの大臣、ナンバー2の副大臣、ナンバー3の政務官は政治の側(つまり内閣)から指名された人間が担当します。ナンバー4の事務次官以下は基本的に「官僚」の側の人間が担当します。

人数は省庁によって違いますが、だいたい1省庁につき副大臣2名と政務官2名がおかれます。今井さんは内閣府政務官なので、菅内閣官房長官をトップとする内閣府の3番手ポジションに就任することになります。

政務官って何を担当するの?

ぶっちゃけ政務官の仕事って明確には決まっていません。なぜなら、「政務官の担当する職務は、その省の大臣が決める」となっているからです(国家行政組織法17条)。

また、副大臣は大臣が不在の場合、「大臣の事前の命令に基づいて大臣業務を代行する」ことがありますが、政務官にはそういう業務もありません。

極端な話、菅官房長官が「今井さんは笑顔でチョコンと座っていればOK!」という昭和のセクハラ親父スタンスであるならば、担当業務は何も無いでしょうね……。

政務官報酬でウハウハでは?

政務官の報酬は年間で約2380万円となるそうです。「貰いすぎだろ!」というのは否定できないかもしれないですね。今井さんが国民にとって利益のある実績を挙げてくれるようであれば安いものだと私は思いますが。

ちなみに、「国会議員と兼務して報酬2重取りかよ!」という指摘は間違いです。
国会議員が特別職(大臣や政務官)を兼務する場合は、特別職の報酬は受け取らずに差額調整されるため、2重取りにはなりません。(詳しく知りたい人はココの14条あたりを参考にしてください)

逆に言えば、大臣報酬とか政務官報酬が満額支払われるのは、民間人登用の場合だけです。

直近で言うと、野田内閣の時に防衛大臣を担当された森本敏氏(当時は拓殖大教授)などは、大臣報酬を満額貰っていたと思われます。

官僚の言いなりなのだから誰がやっても変わらない

正直言って、今井さんの抜擢に対する世間の反応は過剰反応じゃないかなぁと感じています。

大臣すら官僚の言いなりとなっている現状じゃ、大臣の下の副大臣のそのまた下の政務官なんてお飾りポストでしかないです。
そもそもがお飾りのポストなんですから、お飾りに誰が適当かっていう話をしても不毛じゃないですかね。

「むしろお飾りとしてはビジュアル面において最適ではなかろうか」なんて皮肉な思いすらありますよ。

日本の政治家やら政党が「実力・知識不足」で、官僚の言いなりになっている状態であったり、「そもそも政務官ってポストが必要なのかどうか」ってのを議論したり変えていくべきであって、「今井絵理子が政務官に相応しいかどうか」なんてのは、「小学校のクラスにおける園芸委員にA君が相応しいかどうか」くらいどうでもいい話だと思います。

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