俺ガイル3期の1話感想!

2020年7月12日

2020夏アニメ、超人気作品の続編組の1角、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(3期)」の1話が放映されたので、その感想をまとめました。

※以降、略称の「俺ガイル」を使用します

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※しかも3期はAmazon独占配信で、配信開始がTV放映より15分くらい早いです。

俺ガイルってどんな作品?

原作情報

原作は渡航さんによる同名小説です。2011年からガガガ文庫で発行され、昨年秋に発売された14巻で完結しました。

「何?完結だと? 先に結末を知りたい!」 という方は下からどうぞ。
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ジャンル

平成後期の「オタク主人公の学園青春モノ」の金字塔です。

ある種の人間不信で、捻くれた人生観を持っている比企谷八幡(ひきがや・はちまん/CV江口拓也)が、奉仕部という部活に放り込まれて、色々な人と触れ合い、変わっていくというお話です。

令和な現在はあまり見られなくなったジャンルな気がしますね。

蛇足ですが、2012~14年頃ラノベ界において角川グループの支配力が強まっていく中、小学館ガガガ文庫から放たれた最強の刺客みたいな印象をカメ吉は持っています。

ちょっとした放送予定情報など

俺ガイルは1期が2013年春、2期が2015年春に放送されています。

3期は5年ぶりとなる2020年春期に放送予定でしたがコロナによって延期となり。夏期開始となりました。

1クールで完結まで描く模様です。

3期1話の感想

1話の超雑あらすじ

2期の最終話最終シーンの続きから再スタートという形でした。3人で水族館に行った夕暮れくらいからですね。

雪乃が自分の生き方を自分で決めると決心し、それを見ていて欲しいと言葉に出すのが前半パート。

後半パートは一転して小町回。受験に送り出す朝の会話シーンから、サンマルクで川崎&川崎妹と話しているところに小町再合流、一緒に買い物して帰宅して…といった流れ。

前半は「思い出し」のためのマジメパート

前半パートは奉仕部3人のパートです。

「挨拶さえしとけば会話してるような空気になるだろ」「挨拶の定型文は必須知識」という八幡のひねくれた発想を耳にして、「ああ、懐かしいなぁ」という感じでしたね。(それもそのはずで2期は5年前ですからね…)

ちなみに、八幡がよく飲んでいて、この相談シーンでも手にしていた缶コーヒーは“マッカン"ですね。千葉県民(+茨城)のソウルドリンクです。「疲れている時に飲みたいコーヒー飲料」ですね。詳細は以下リンク商品ページからどうぞ!

前半はそんな懐かしい雰囲気の会話をしつつ、雪乃が「自分の道は自分で決める」という決断をして一歩前に進んだかという内容でした。

雪乃のマンションに戻り、姉の陽乃が出て来て、「さぁ闘いのゴングが…」と思ったところで前半終了。雪乃に関しての話は次回以降へ。

©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完

小町回となった後半

後半パートは一転して、小町回(+川崎)になりました。前半は雪乃関連のマジメパートだったので、八幡の捻くれ思考も十分に発揮されていなかったですが、後半は小町がそれを解放した形で、魅力満載でしたね。

そのせいもあって、正直3期1話は小町が持って行ってしまったな」という感じでした。

©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完

例えば朝、受験に向かう小町に対し八幡が、「面接終わったらメシでも食うか」と誘った時の会話がイイ。

八「ま、妹とのデートだしな、メシ代くらいはどうにかしてやろう」
小「うん…、いや、デートって言われると絶対行きたくないけど、アゴアシ持ってくれるなら我慢しまーす」

アゴアシて、いつの時代の言葉だよと爆笑です。ちなみに、アゴ=メシ代、アシ=交通費のことですね。まくら=宿泊費と含めて3点セットにされることが多いです。

小町のCVはご存知の通り悠木碧さんですが、悠木さんの「ふざけてからかっている」演技は絶品ですね。ホントにキャラと声がマッチした典型ケースだと思います。

悠木碧さんについては、以下の記事で「推し」ております!ご参照ください!

続いてのシーンで、八幡がぶらぶら歩いていると、サンマルクカフェで川崎&妹ちゃんとばったり遭遇します。

川なんとかさん ©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完

妹ちゃんに招き入れられてしばらく3人で会話していると、受験後の小町が入ってきます。そこからも凄い。

小「きもちわるー、お兄ちゃんのそういうトコ、ホント気持ち悪いよ。キモキモの実の能力者だよ」

そんな悪魔の実いらねぇよ!とここでも爆笑。ただの会話シーンをここまで面白くできるのに脱帽です。

追加回想シーンからの川崎がカワイイ

あと、このシーンで、1期終盤学園祭時の裏話的な回想が流されました。

文化祭の終わり際、八幡が行方不明になった実行委員長の相模を捜索していた時、屋上への入り方を川崎に訊いていたんですね。

で、川崎が「中央階段から屋上へのカギが壊れていて入れる」という情報を教え、八幡は「サンキュー! 愛してるゼ川崎!」と言って走り去る。

ウブで冗談とかノリの会話理解力に欠ける川崎がびっくりして携帯を落とし、悶絶声をあげるという流れ。

©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完

これを思い出してムッと表情を険しくし、その後八幡と小町の言い合いにあてられて、「フッ」と笑う。ここの一連の流れが非常に可愛かった。

ここは、小町が「愛してるとか私にしか言えないクセに」的な事を言ったので、「いや、私には言ったんだよな」と満足感を感じたのでしょうか(認識合ってる?)

回想シーンの悶絶ボイスは、CV小清水亜美さんがいい味を出していました。小清水さんの悪女系キャラクターも好きですが、こういうウブな女性キャラがカメ吉は一番好きですね。

最後は完全に小町が持って行った

そして、そんな流れで面白い雰囲気を出しておいて、最後のシーンでは「お兄ちゃんありがとう」と小町が真面目に伝えて泣ける話持って行きました。「この流れは反則だろう…」といったところですね。

小「小町、お風呂沸かしてくる」
ってセリフの演技に、泣き声成分を入れてくるところにノックアウトされて1話終了でした。

©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完

評価まとめ!

映像の美しさ★★★☆背景も人描写もキレイ
音楽★★★OP、EDともにいつもの雰囲気
ストーリー展開★★★★会話テンポが素晴らしい
キャラクター★★★★変わり種だが愛らしいキャラ多し
オススメする?超オススメ未視聴の人は1期からぜひ!

なんだか「懐かしさ」と「キャラの良さ」を思い出させてくれた1話でしたね。ここに一色いろはなんかが追加で絡んでくるのですから、破壊力のあるアニメです。

1期2期未視聴の方はぜひそちらを視聴してから、3期にとりかかることを推奨します!

※本記事は2020年7月11日時点の情報に基づいて作成しております。最新情報はリンク先の各サイトにてご確認ください

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