『かくしごと』の1話を見た感想

2020年4月27日

2020年春期の新アニメ『かくしごと』の1話を見た感想レビューです。

以下は2020年4月15日時点の情報です。最新情報は各リンク先サイトにてご確認ください

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『かくしごと』ってどんな作品?

原作

原作は、久米田康治氏による同名漫画です。月刊少年マガジンで2015年から連載が始まり、コミックスの既刊は11巻。

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久米田先生は「行け!!南国アイスホッケー部」「かってに改蔵」「さよなら絶望先生」などで有名ですね。

ジャンル・作風

「かくしごと」のジャンルは、シングルファザーの奮闘モノでしょうか。漫画家の父親と、その1人娘が中心の人間ドラマのようです。

雰囲気はほのぼのとしており、久米田作品らしいギャグも大盛で入っています。

シチュエーション的には「甘々と稲妻」あたりが似ているのですが、男親が慣れない料理や女の子のおめかしに悪戦苦闘するといった感じではないので、雰囲気が似ているかと言うと微妙な感じですね。

父親がテンション高めのギャグキャラということもあり、私は90年代のドラマ「世界で一番パパが好き」を思い出してしまいました。明石家さんまと広末涼子が父娘を演じたドラマです。(こちらも似ているかと言われると微妙ですが…)

主人公の紹介とあらすじ

主人公は後藤可久士(ごとう・かくし/CV神谷浩史)というシングルファザー漫画家と、その娘の後藤姫(ごとう・ひめ/CV高橋李依)です。

可久士は「きんたましまし」という下ネタ作品で人気になった漫画家です。しかし、姫が生まれた際、病院の医師・看護師たちに職業がバレて「エッチなやつだ!」と言われたことから、「娘のために一生職業を隠そう」と誓います

皆さんお気づきだと思いますが、タイトルの「かくしごと」は「可久士」の「隠し事」と「描く仕事」のトリプルミーニングということですね。

さて、物語本編はその10年後、姫が小学校4年生になった頃の話です。

1話では、可久士の「職業を隠すための非常な努力(過剰な努力)」と、不思議な思考回路を持つ姫とその友人達の紹介回といった感じでした。

朝はスーツ姿で出勤を装う可久士  © 久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会

気になった1話冒頭とオープニングの絵

基本的には主役2人の日常が描かれた、のほほんとした1話でした。ただ、2ヶ所ほど気になったシーンがあります。

1つは1話冒頭です。ここだけ、時系列的に本編の後と推測されるシーンが描かれていました。18歳になった姫が、可久士の原稿・資料等保管庫のカギを手に入れ、その中に入って父の隠し事を知るシーンです。

2つ目はOP。作品タイトルが出てくる直前のカットで、可久士と姫が向かい合っている絵から、姫がだんだん大きくなっていくのですが、最後に可久士が消えます。
OP映像はコチラです。該当シーンは6~12秒くらいのところ)

これは「可久士がどこかで娘から去っていく」という暗喩だと思います。そういう、何か先行きに暗雲を匂わせるところが罪な作品だと感じましたね。(誉めてますよ!)

魅力は数え切れず

この作品、魅力を挙げ出すとキリがありません。

久米田ギャグが大量動員

まず、久米田作品らしくギャグが多く、社会や世相を皮肉った考察も入っています

例えば、代官山の人達を「おしゃピー」と呼び、「ここいらで暮らしているおしゃピーは、自分のことにしか興味が無いんだ」と喝破するのは上手いなぁと唸りました。

また、ダークファンタジーの巨匠として不二多勝日郎なる漫画家が登場し、可久士と会話しているシーンで、「今は落ち着いた感じだろ」というセリフを言った際に、「落ち着いた感じとは、『売れなくなったことの優しい言い方』」とテロップが挿入されたのも面白かったですね。

© 久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会

ちなみに不二多勝日郎のモデルは言うまでも無く、藤田和日郎氏ですね。「うしおととら」「からくりサーカス」などを描かれた方です。CVが緑川光さんで、名前とCVだけで笑えるという状況でした。

背景がキレイ&OPもEDも良曲

PVを見ていただければ分かると思いますが、背景が非常に美しいです。

〇〇画風という分類ができるほど絵画に詳しくないのがもどかしいのですが、懐かしい感じで味のある絵です。

また、その背景とOP・EDソングが非常にマッチしています。

EDソングは驚きの故・大滝詠一さんの「君は天然色」です。キリンの生茶とか、サントリーの金麦などのCMソングに使われていた曲です。

聞いてみるとおそらく、「ああこれか!」と合点がいくと思いますので、是非チェックしてみてください。

姫の友達陣の声優が凄いメンツ

姫の小学校の友人が3人登場します。この3人のCVがまぁ「勢いある若手声優をブッ込んできたなぁ」という感じです。

古武シルビア(CV小澤亜李)

東御ひな(CV本渡楓)

橘地莉子(CV和氣あず未)

左から順に、姫、ひな、シルビア、莉子 © 久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会

案の定、この3人に姫を加えた4人で「めぐろ川たんていじむしょ」というユニットが組まれ、大槻ケンヂ氏に絶望少女(絶望先生の女性声優陣のユニット)まで加わってコラボCDが発売されるようです。

ビジネス戦略としてスキがないですね。(褒めていますよ!)

なんだか違和感はある

ただし、1話を見ていて、「なんだか素直に楽しめない違和感があるな」とも感じたんですよね。没入しきれないって感覚です。

上記したように、先行きの暗さを仄めかされているので、素直にギャグを楽しめていないのかもしれないのかもしれません。

神谷ボイス&久米田作品ということで、絶望先生のイメージを私が引きずり過ぎなのかもしれません。

その辺がちょっと「喉元に引っ掛かる」ような印象です。

全話を見終わった後に「今期一番のアニメやったな!」とか言っている可能性も大いにありますがね…。

評価まとめ!

映像の美しさ★★★★背景がマジ美麗
音楽★★★★OP/EDともにノスタルジックで雰囲気良し
ストーリー展開★★★先に待ち受けているであろうシリアス展開が気になる
キャラクター★★★変なところあるけれど、いいお父さん&いい娘さん
オススメするオススメ「バトルもの以外は見ない!」
というような極端な人を覗いて万人に推奨!

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絶望先生で展開された社会風刺的な言い回しが好きな人には、高確率で刺さると思われる作品です。また、家族で見るにもいい作品じゃないだろうか、とも思いますね。

※本記事は2020年4月15日時点の情報に基づいて作成しております。最新情報はリンク先の各サイトにてご確認ください

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