2020春アニメ『はめふら』を語りたい

2020年7月11日

2020年春アニメの『はめふら』こと『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』を全12話視聴しました。前半の意外性が大きかった分、後半失速したような雰囲気でしたね。

本記事はネタバレがあります。気になる方は作品本編をチェックしてから再度アクセスしてくださいネ!

作品概要

原作情報等は「『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の1話を見た感想」を参照ください。

配信情報

※以下は2020年7月1日時点の情報です。最新情報は各リンク先サイトにてご確認ください

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感想・総評など

序盤のインパクトは2020春期随一だった『が』

1話を見た時は、「新しいジャンル来たぞこれ!」という感が非常に強かったです。同期アニメの1話同士を比較した場合、衝撃度はダントツでした。

転移・転生モノなのに珍しく女性主人公という点に加え、生き延びて天寿を全うするという低い目標。それに反して、器の大きさを思わせる天真爛漫なカタリナ。

そのあたりが魅力的かつ斬新だったので、「ダークホースが来たぞ!」とか、「これに触発されて、2021冬・春くらいから、2匹目のドジョウを狙った悪役令嬢アニメが出そうだなぁ」と、胸躍らされました。
※実際、2匹目のドジョウ狙いは複数作品出るだろうと予測します。

入学後の失速感

ただ、ライブランキングでも少し書きましたが、期待していた分だけ、4話以降魔法学園入学後は失速感が否めませんでした。

これは、日常系アニメを楽しめる人と、カメ吉のように苦手とする人とで評価は分かれるかもしれません。カメ吉としてはマリア登場前後と、最後半のマリア誘拐~シリウス浄化あたりを除くと、「日常のどうでもいい話」になってしまったというのが正直な感想です。

カタリナは終始警戒感を持って学園生活を送っていた様子でしたが、視聴者目線では「5,6話時点で、破滅フラグなんてものは既に雲散霧消している」という雰囲気でした。

そのため、「カタリナがどこまで行っても現状を理解できない滑稽キャラ」という印象ばかり強まったように思います。1~3話あたりの幼少期で見せた大器の片鱗が成長せずに、「片鱗のまま終わってしまった」という残念な感じでした。

© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

9話が顕著で、アンの過去話で幼少期カタリナが↑のように出てくるのですが、やはりそのシーンはカタリナの持つパワーが前面に出ていて魅力的なんですよね。「なんか青年期が微妙だな」と余計に思ってしまいました。

本作にも、戦国or江戸時代に転移・転生する作品の「歴史の修正力(※注)」みたいな存在があって、「どう足掻いても不穏な空気が消えない。どんどん新たな破滅フラグが新設される」という展開ならば一味違ったかもしれません。(原作ファンがそれで納得するかどうかは別ですが…)

※注『歴史の修正力』とは、未来から来た人物が歴史の流れを変えようとしても、史実通りになるように世界が修正してくる力のこと。

もしくは、畑をもっと大きくして、大農園にしていく展開とかが有っても良かったかもしれません。テレビオンエア時にはCMで一迅社の方が番宣用の畑を作っていましたが面白そうでしたし、農業にもっと踏み込んでみるのもアリだったかもしれません。

※これは一迅社のCMです。だそうです

ちなみに、プチトマトの栽培くらいであれば一人暮らしの室内マンションでできる「栽培キット」が出ていますね。他にも野菜や香草、LED照明付水耕栽培キットなど色々出ているので、気になる人は↓画像クリック&Amazon商品ページでチェック!

2期がどうなるのか気になる

最終話ENDと共に、2期製作決定!という情報が解禁されました。

この物語の世界となった乙女ゲーム「Fortune Lovers」は12話の卒業式までが正規シナリオの様子。そのため、アニメ2期はそこから外れてオリジナルの歴史を紡いでいくことになると思います。

もしくは、「Fortune Lovers初回限定付録! 制作陣の続編構想ノート!」みたいなものが転生前世界に存在し、その続編構想に乗っかって2年生期とか卒業後が描かれる…、という可能性もありますね。

なんにせよ、アニメ2期は少し変化をつけないと、マンネリ化すると思うんですよね。どういう工夫をして2期のストーリーが進んでいくのか、あるいは1期中盤の感じが維持されたまま2期も進んでいくのか、期待半分・心配半分で非常に気になります!

ってなことを考えている時に、ふと原作小説9巻の商品ページを開くと、商品説明になんとなく流れの分かる文章を目にしてしまいました…。気になる人は以下の画像クリックでAmazon商品ページをチェックしてくださいね!

女性陣4人の演技は良かった

声豚目線では、女性陣4人の演技が光っていた点は忘れずにお伝えしておきたいです!

カタリナ担当の内田真礼さんは、脳内会議5キャラクターの演じ分けが凄かったです。11話の感動シーンで泣き声で思いを伝えるところなども、さすがと言ったところ。

マリア担当の早見沙織さんは登場して声を聞いた瞬間に「ああ、なるほど。これが正ヒロインね」と分かるのが流石と言ったところ。ちなみに、カメ吉は早見沙織さんをフルパワーで推しています。(推している記事はコチラ

加えて、水瀬いのりさんの気弱オタク女子(ソフィア)とか元気系女子(あっちゃん)もいつも通り破壊的に魅力あるボイスでした。やはり水瀬さんは幼めの女子キャラが最適です。

ただ、今回個人的に最も驚いたのはメアリ役の岡咲美保さんですね。

© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

「内田・早見・水瀬に囲まれるのは大変だろうなぁ」と思っていましたが、遜色ないどころかハマっていて存在感があったと思います。とくに8話、カタリナ達が本の中に閉じ込められる回の「気合を入れて本を開けては中のシーンに絶叫して閉じる」というシーンで、コメディ感+勢いの溢れる演技が抜群でした。

評価まとめ!

映像の美しさ★★★背景はとくに綺麗
音楽★★★angelaのOP曲と挿入歌はGood
ストーリー展開前半★★★★
後半★★★
なかなかキレイにまとまった印象
ただし、期待した分の尻すぼみ感はアリ
キャラクター★★★序盤のカタリナは面白かった
男性陣の存在感が希薄傾向
オススメする?まずまず
オススメ
日常系アニメを苦にしない人にはオススメ

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ちなみにOP曲『乙女のルートはひとつじゃない!』Amazonプライム特典でフル版を無料視聴できます。7月1日時点で★4.9という割と凄い評価をたたき出している良曲ですから、2番も含めてフルで聴いてみてください。 四の五の言わずに視聴へGO!!

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厳し目な評価にはなってしまいましたが、異世界転移・転生モノが飽和化してきている現状、新しい切り口を見せてくれたという点は大きく評価したいです。

なので、「普通の異世界モノ飽きた~」という人にはオススメです。「こういう転生もあるのだなぁ」と、転移・転生系作品の新たな魅力に気付けると思いますよ!

※本記事は2020年7月1日時点の情報に基づいて作成しております。最新情報はリンク先の各サイトにてご確認ください

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