欧州サッカー 19-20シーズンの中断状況(イングランド,ドイツ…etc編)

2020年5月11日

各国リーグの中断期間や、再開(あるいは中止)の検討状況についてリーグ毎にまとめています。各リーグがどんな状態かの確認に使ってください。

チャンピオンズリーグスペインイタリアフランスの情報は『欧州サッカー 19-20シーズンの中断状況(UCL,スペイン,イタリア,フランス編)』にまとめています。

ちなみに、各国の新型コロナの感染拡大状況などについては外務省のホームページがまとまったデータを提供してくれていますので、一応紹介しておきます。
外務省「各国・地域における新型コロナウイルスの感染状況」

※本記事は2020/5/4時点のニュース等を参考に書いております

※ズラーっと書いているので、興味のあるところに目次からジャンプしてください!

プレミアリーグ(イングランド)

中断状況(残り9節)

プレミアリーグは29節が概ね完了。9節を残した状態で中断されています。
順位表はこちらをご参考に

プレミアリーグが他のリーグと違っている点は、優勝クラブが決定的状況ということです。

現在、1位リヴァプールが勝点82、そこから大きく離れて2位マンチェスターCが勝点57(消化試合数は1つ少ない) です。詳細な計算は省きますが、プロ野球的な言い方をすれば“マジック2"となります。

UCL権争いは、3位レスター(勝点53)が頭1つリードで、以下チェルシー(48)マンU(45)ウォルバーハンプトン(43)シェフィールド(43)でしょうか。4位までがUCL権、5位がEL権で、カップ戦の結果によって6,7位までEL権の可能性があります。

降格争いはブライトン(29)、ウェストハム(27)、ワトフォード(27)、ボーンマス(27)、アストン・ヴィラ(25)、ノリッジ(21)ですね。下位3チームが降格となります。

再開見通し

一時期はシーズン終了が囁かれ、「リヴァプール30年ぶりの優勝が消滅!?」と騒がれましたが、現在は沈静化しています。シーズン終了ではなく、残りの9節を完結させる方針を明らかにしたからです。

再開時期は6月12,13日あたりを目安にしている模様

ただし、同国ではロックダウンが続行中ですから、練習再開も含めて「確たる目処は、何1つ立っていない状況」です。再開時期も、「絵に描いた餅に過ぎない」と言えるかもしれません。

ちなみに、再開後はホーム開催ではなく、人が集まってきにくい中立地開催にて、残り試合を消化しようと考えているようです。

ブンデス・リーガ(ドイツ)

中断状況(残り9節)

ブンデスリーガは25節終了時点で中断されています。ブンデス1部は18チームで全34節なので、残り9節ですね。
順位表はこちらをご参考に

優勝争いはバイエルン(勝点55)が1歩リード、以下ドルトムント(51)ライプツィヒ(50)ボルシアMG(49)レヴァークーゼン(47)と続いています。UCL権4枠も、この5チームでの争いといったところ。

降格争いの方はかなり絞られており、降格候補2チームはブレーメン(18)、バーダーボルン(16)です。1つ上のデュッセルドルフ(22)までが降格のありえるラインでしょうか。

再開1番乗り?

ブンデスリーガは他と比べると動きが素早く、チーム練習は既に再開されています。

再開日はオープンになっていませんが、5月16,17日あたりを目標にしているようです。残り9節なので、過密日程で突っ走れば6月中のシーズン完了も不可能では無いように思いますね。

イタリアと違って、政治の側も再開を支持しているようです。ゼーファー内相が今月中の再開を支持すると表明しました。

順調にいけば、主要リーグの中でブンデスが最も素早く再開してくれそうですね。

ただし、未だ感染は拡大しており、ケルンのスタッフ・選手3人が新規感染したという発表もありました。早めに再開するのは喜ばしいですが、5月中旬というスケジュールに現実性があるのかどうかは微妙な気がしますね。

5月16日の再開決定!(5/11追記)

5月16日からのブンデスリーガ再開が決定しました!日本時間で16~18日の夜に試合が開催予定で、対戦カードは中断前に予定されていた26節のカードです。

注目カードはルールダービーこと「ドルトムント対シャルケ」でしょうか。

バイエルンの独走を許さないためにドルトムントは勝たなければいけません。ただ、シャルケも現在6位でEL権がかかっているので、容易く負けてやるわけにはいかないでしょう。いい勝負を期待したいですね!

ブンデスリーガはスカパーで視聴できます! ルールダービー等、無料放送もありますよ!

※5/11追記以上※

リーガ・NOS(ポルトガル)

中断状況(残り10節)

リーガ・NOSは24節が完了した状態で中断されました。リーガ・NOSは18チーム全34節なので、残り10節です。
順位表はコチラ

優勝争いはポルト(勝点60)とベンフィカ(59)の一騎打ちとなっています。ちなみに、UCL権は2枠なので、この2チームで決まりでしょう。EL権はブラガ(46)スポルティング(42)が有力です。

蛇足ですが、スポルティングは2018年の練習場襲撃事件で主力がゴッソリ抜けて以降、どうにも不調な印象です。ポルトガル3強が2強になってしまった感じですね。

再開見通し

5月30日の再開を目指しています。

アントニオ・コスタ首相が他のスポーツは停止させている中、リーガ・NOSだけ「唯一の例外」だと言って5末再開を発表しました。

エール・ディヴィジ(オランダ)

中断状況(残り8節)

エール・ディヴィジは26節がほぼ消化された状態で中断されました。
順位表はコチラ

シーズン打ち切り!

エール・ディヴィジは4月25日に、19-20シーズンの打ち切りを決定しました。

打ち切りの背景は、オランダ政府が「9月頭までの大規模集会禁止」という方針を打ち出したからです。致し方ありませんね。

エール・ディヴィジは優勝と昇格&降格は"無し"となり、UCL/EL出場権は現在順位に基づいて決定します。

UCL権:アヤックス、AZ
EL権:フェイエノールト、PSV、ヴィレムⅡ

AZがUCL権をゲットできたので、菅原由勢選手が来シーズンに出場できることを期待したいです!

6位ユトレヒトは不満

一方で、6位のユトレヒトは不満を抱いています。

ユトレヒトは5位ヴィレムⅡと勝点3差の6位ですが、消化試合数が1試合少ないです。加えて、同勝点の場合に順位を決める得失点差は、ユトレヒトが+16、ヴィレムⅡが+3と大差です。

つまり、ユトレヒト的には「試合数を平等にして、俺達がもう1つ勝てたなら、得失点差で俺達が5位だった」と言いたくなるわけです。

理由はさらにもう1つあります。本来オランダのEL出場権は、リーグ3,4位と、KNVBカップ優勝チームに与えられます。

このKNVBカップですが、今期は「残すは決勝だけ」という状態で打ち切られてしまいました。幻の決勝カードはフェイエノールト対ユトレヒトです。

ユトレヒトは、リーグ戦もカップ戦も、「あと1試合あれば自力でEL権ゲットの可能性があった」という状況でしたから、「ヴィレムⅡに巻き上げられてしまった」と感じるのも無理はありませんね。

ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)

中断状況(リーグ戦は残り1節)

ベルギーリーグ1部は特殊な大会形式を採用しており、

16チームによる総当たり⇒上位6チームでプレーオフ

という流れで実施されますが、16チーム総当たりは29節が終了しており、残り1節です。

シーズン打ち切り…の決定を延期!?

有力リーグの中で、最も早く打ち切り方針を提示したのがベルギーでした。4月上旬に協会やクラブが打ち切りの方向で概ね合意できたので、15日に最終決定投票をする予定でした。

しかし、ここにUEFAが待ったをかけました。追撃のように「途中打ち切り止めろ!」というガイドラインまで提示したためベルギー協会側は後退を余儀なくされます。
※ガイドラインについては前記事をご参照下さい

現状は、打ち切り投票が延期(※)を繰り返して迷走状態に陥っています。先頭を切って打ち切り意志を示した結果、UEFAの介入を呼び込んで泥沼化してしまった感じですね。
※4/15→4/24→5/4→5/15と3度延期


欧州主要リーグの状況まとめは以上です。

※チャンピオンズリーグやスペイン、イタリア、フランスの情報は『欧州サッカー 19-20シーズンの中断状況(UCL,スペイン,イタリア,フランス編)』にまとめています。