ダーウィンズゲームの1話を見た感想

2020年冬期のアニメが始まりました。今期もいくつかレビューしつつ、皆さんにお勧め(しなかったり)していきます。

今回取り上げるのはダーウィンズゲームです。1話のみ1時間の長尺版でしたね。
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ダーウィンズゲームってどんな話

原作は別冊少年チャンピオンで、2013年から連載中の同名マンガです。2020年1月時点でコミックスは19巻まで発売されています。作者はFLIPFLOPsさん(原作:深山秀、漫画:高畑ゆき 2名による共同名義)。

作品ジャンルとしては、『特殊能力アリのデスゲーム』に分類されるでしょうか。ベクトルとしては『GANTZ』が近いかもしれませんが、作風とかノリが若干違う気がします。『バトル・ロワイアル』の雰囲気に、『HUNTER×HUNTER』の念能力設定をぶち込んだ感じ、という方がしっくり来るかもしれません。『未来日記』に似てるって感じる人もいそう。

物語の世界は現代日本の東京で、主人公は高校生のスドウ・カナメ(須藤要)です。友人からの招待により『ダーウィンズゲーム』のスマホアプリを起動してしまい、強制的にゲームに参加させられることになります。

ゲームルールは?

全容はこれから解明されていくでしょうが、基本的にスマホによって管理されるゲームのようです。ダーウィンズゲームのスマホアプリを初回起動すると、蛇が画面から出てきて噛まれます。

蛇に噛まれているのが主人公のカナメ © FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会

これがゲーム参加の合図のようで、それ以降はこのスマホアプリを介して他のプレイヤーとの殺し合い勝負のマッチング(おそらく強制)をされます。

勝負に勝つとポイントが貰えるようで、ポイントはアイテムに引き換えたり、降参する際に消費されるようです。チャット機能なんかもあり、他のプレイヤーとのコミュニケーションも可能な模様。

ダーウィンズゲームは「ゲーム中は異空間に行きます」っていう設定ではないため、普通に一般人が生活している環境の中でドンパチが始まります。1話では高校から帰宅中のカナメが、電車の中で他プレイヤーに遭遇し、いきなりバトルが始まりました。下図みたいな感じで、ド〇ラに襲撃されます。

カナメの初対戦相手の『バンダ君』(※中に人入ってます) © FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会

カナメは逃げつつ交番に駆け込むのですが、敵は気にせず交番に入って来て、制止しようとした警察官も殺してしまいます。一般人にも被害の出る、たまったもんではないゲームです。

そして、プレイヤーがダーウィンズゲーム中に死亡すると、下図のモザイクアートみたいになりつつ、空間ごとえぐられて消滅します。この抹消方式に何らかの意図がありそうですが詳細は不明ですね。死体が残らないので証拠隠滅になっているとは言えますが、形跡が目立ちすぎな感ですな。

© FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会

また、それぞれのプレイヤーは蛇に噛まれたタイミングで『シギル』という特殊能力を与えられます。能力はプレイヤーによって違うようで、主人公カナメの場合、明言はされていませんが、物体をコピーして手元に引き寄せる力のようでした。こういった能力を活用しつつ生き残っていくことが、ダーウィンの「適者生存」に合致しているから「ダーウィンズゲーム」なんでしょうかね。

主人公とその友達はイイ奴

最近の「頭を使って生き延びる系のデスゲーム」では、主人公が擦れたヤツってケースが多いように思うのですが、本作の主人公のカナメはそういうタイプではなく、「ザ・普通の高校生男子」って感じです。そういった人物なので、割とシンプルに「できる限り人を殺さず、俺がゲーム自体を終わらせてやる」という方向性に進むんじゃないかと予想します。

カナメを演じているのは小林裕介さんですね。アルスラーン戦記のアルスラーン殿下のようなキャラも良いですが、私は、本作のような中高生男子役が小林さんには最もフィットするように感じます。リゼロのスバルもそうでしたが、「いきなり意味分からん命がけの状況に放り込まれて、焦りながら生き残ろうと四苦八苦する中高生男子」を小林さんが演じると、危機感とか恐怖感が伝わってベリーグッドです。(余談ですが、私が小林さんの演じたキャラで一番好きなのは、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』の奥間狸吉です)

主人公カナメの高校の友人達も良いヤツですね。カナメが参加する前から、友人のハマダとキョウダはダーウィンズゲームに参加しており、2人とも「カナメを巻き込んでしまった」と後ろめたさを感じているマトモな男の子でした。ちなみに、ハマダは冒頭で死んじゃいます。「デデーン、浜田ぁ、アウトー」ってやりたかったんだろうな。

あとは、1話後半でシュカという金髪ツインテールの女性キャラも出てきました(ヒロインなのかな)。鎖を自由自在に操れる能力者っぽい。こちらは少々ネジが外れた系で、「ゲームなんだから楽しみつつ殺し合いしーましょ!」って感じの女キャラです。演じられているのは、最近こういうキャラばっかりの印象のある上田麗奈さんです。(「だんないよ」って言ってた頃が懐かしい)

特殊能力設定が、どういう理屈で説明されるのか気になる

シュカとのバトルは1話で一段落でしたし、なんか和睦というか惚れられたみたいな感じで終わりましたので仲間になりそうです。オープニングにも仲間キャラと思われる人物が複数映っていますので、おそらくギルドとかチームを組んで「不殺&ゲーム終了」を目指してカナメが動き始めるんだと思います。

たぶん仲間になる奴ら © FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会

また、プレイヤーが死んだ場合は路上アート化しつつ消滅してしまうというダーウィンズゲームの仕様上、ゲームの存在が社会に知られていくような展開になると思うんですよね。死体は消えますが、プレイヤーは行方不明扱いになるはずですから、警察も捜査するでしょうし。捜査していた刑事が、プレイヤーが消滅する瞬間をとらえた監視カメラの映像を発見して…、みたいなシーンがあるんじゃなかろうかと思っています。

で、そういった動きを考えると「運営しているのは誰だ?」って点を徐々に解明しつつ話が進行すると想像できます。ただ、HUNTER×HUNTERのような特殊能力の存在がSF設定を難しくしそうな気もしますねえ。オカルト的な能力の発現を、どういう理屈にするのかが注目点です。視聴者がその設定を受け入れられるかどうかが、最終的な評価を大きく左右しそうですな。

あと1話を見た感じですが、『純粋にバトルを楽しむ』っていう点は期待できそうです。色んな特殊能力を持った敵が現れて、それをどう倒していくかってところは結構楽しめると思いますね。

評価まとめ!

絵や動きのキレイさ★★★アクションシーンは多めだが、普通か
音楽★★★戦闘シーンの曲は割と好き
ストーリー展開★★★
テンポは良かった。上述した特殊能力とかゲームの存在理由みたいなトコが見えてこないとストーリー構成の評価は難しいかも
キャラクター★★★なんだかんだ書いたけれど、今のところ普通の域を出ない感
継続視聴する?するとりあえず見る
オススメする?相手によるデスゲーム系あんまり見たことが無い人にはオススメ

初回放送は1時間でしたが、テンポが良くて間延び感が無かったのは良かったですし、個人的にはカナメの『普通の男子感』が好感触です。ただ、良くも悪くもデスゲーム系のスタンダードって雰囲気ですので、「食傷気味だよ~」って思う人もいるでしょうね。こういったジャンルのアニメや漫画をあまり見たことが無い人はハマりやすいかもしれません。

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